ハイタッチをするビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

仕事で正しい答えを出すには、論理的に考えるだけで十分なのだろうか。冷静に問題解決をするには、「そもそも解くべき問題はこれで正しいのか」「その答えで本当にいいのか」と、一度立ち止まって疑う姿勢が欠かせない。ここでは、思考法について物語を通してわかりやすく解説していく。生活雑貨ブランド「逸品工房」を展開する企業の商品企画部に異動してきた和泉ヒカリは、仲間たちとの対話を通して、問題の本質を見極める「クリティカルシンキング」の考え方を学んでいく。※本稿は、ビジネス数学教育家の深沢真太郎『「ロジカル×ラテラル×クリティカル」で最適解が見つかる 問題解決の地図』(日本実業出版社)の一部を抜粋・編集したものです。

ゴールが見えなければ
仕事は必ず失敗する

図表:登場人物表同書より転載 拡大画像表示 イラスト/武田侑大
【登場人物紹介】

織田慎之介:歴代最年少で商品企画部長職に就き、社内で敏腕と有名。

和泉ヒカリ:マーケティング部から商品企画部へ異動することになった。社内では“ロジカルシンキングの鬼”と呼ばれている。

上田哲平:商品企画部所属。自由奔放で社内イチのアイデアマンと評価されている。

黒澤祐:法務部所属。重箱の隅をたたくタイプで「ひねくれ者」と評判。織田部長とは同期。

和泉ヒカリ(以下、和泉)「黒澤さんは、問題の答えを出したいとき、具体的に何をどう疑うのでしょうか?」