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職場で若手社員と話していて「どうも話がかみ合わない」と感じたことはないだろうか。あるいは、自分の意見が相手にうまく受け取ってもらえず、もどかしさを覚えた経験がある中高年もいるだろう。世代や立場が違う相手と建設的な対話をするには、視点を変える必要があるという。※本稿は、図解の専門家の高野雄一『話のうまい人は頭のなかで「見えない図」を描いている』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。
ベテラン社員の提案に
意見したかったけれど…
“あなたの意見には反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る”
フランスの哲学者ヴォルテールが言ったとされる言葉です。
そう、どんなに稚拙な意見でも、意見する権利は新人にもあるはずです。
あとは反論されても恐れない勇気があれば十分なのですが……。
「反論されるのが怖い」という悩みは共通ではないでしょうか。
入社1年目の冬、仕事にも慣れてきた頃、社内で新しい企画アイデアを出すミーティングがありました。
社内でも信望が厚いベテラン社員のとある意見に対して、私は心のなかで「もっとこうしたほうがいいのでは」と考えていました。
しかし、いざ口を開こうとすると、
「もし突っ込まれたらどうしよう」
「否定されたら恥ずかしい」
「経験が浅い自分が言っていいのかな」
という不安が押し寄せ、結局黙ってしまいました。
そのあと、別の人が私の心のなかの意見とまったく同じ意見を出し、みんなが「それいいね」と盛り上がりました。
その瞬間、私は胸が痛くなりました。
(言おうとしていたのに……、どうして怖がって言えなかったんだろう)







