その日の対象者の特徴を聞いて、ホクロの位置、目、目尻の位置、所持品、スーツの色、ネクタイの柄などから対象者を確定させます。仕事終わりの時間で、オフィスから何百人が一斉に出てきたりしたら、対象者を探すのも一苦労です。

 Tさんはキャリア20年のベテラン。レッドスターは、調査内容を大体言えば、暗黙の了解で調査に何が必要なのか分かるだろうと思っていたそうです。

スーツ姿も頭には迷彩のバンダナ
調査を開始してもバンダナを取らない理由

 待ち合わせの場所に来たTさんは、スーツを着ているのですが、頭にガッツリ迷彩のバンダナを巻いていたそうです。

 レッドスターより先輩だったらしいので、気を使って「調査中、バンダナどうされます?」と聞いたら「はい、このままで」と言われたそうです。

 これは調査の結果に影響することなので、レッドスターは「スーツにバンダナはおかしいので取れないですかね?」とハッキリ伝えました。

 するとTさんは、

「私は探偵を20年やっています。これでずっと飯を食っています。これは探偵を始めたその日に巻いていたバンダナで、縁起担ぎじゃないですけど、現場に出るときはいつもつけていますので言わばユニフォームのようなものです」

 それを聞いてレッドスターは「分かりました」と答え、人目につかない車の運転を任せたそうです。Tさんの運転は相当うまく、また、対象者の行動パターンの読みも当たり、面取りも尾行も相当うまかったみたいです。

>>(下)に続く

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