香港在住で現地の独立系報道機関に採用された外国人記者の就労ビザ(査証)申請を当局が却下したことが明らかになった。香港では中国が国家安全維持法(国安法)を施行して以降報道の自由が脅かされており、改めて危機感が強まっている。ビザ申請を却下されたアーロン・マクニコラス氏は2015年から香港に在住しており、香港政府に関する批判的な報道で知られる英文ニュースサイト、香港フリープレス(HKFP)の編集者として採用された。HKFPのトム・グランディ編集長によると、マクニコラス氏は半年近くビザ発給を待っていたものの、当局からの説明のないまま25日に申請が却下された。グランディ氏は、HKFPを標的するためにマクニコラス氏が見せしめになったとの見解を示した。
香港、外国人記者のビザ申請却下 報道の自由にまたも打撃
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