道路と運転マナーが悪い
優良ドライバーの存在が心を癒やす

 わが家一帯は車社会で、車がないと何もできない。自転車でなんとかならないこともなさそうだが、車がバンバン通る道で歩道と車道が一体化しているところも体感で半分くらいあって、できれば自転車での行き来は控えたいところである。

 中学生、高校生は主に自転車で移動しているようで、たまに見かけるが、お隣の奥さんは万が一をおもんばかって子どもの通学は主に車で送迎することにしていて、毎日ものすごく忙しそうである。子どもの通学をどうするかは考え方によって変わるが、送迎を徹底するなら親の負担は相当のものとなる。そしてまた、送迎の徹底を考えさせるような道の悪さであることは留意しておきたい。これは、わが新居周辺のデメリットである。

 地域一帯のドライバーのマナーはすこぶる悪い。筆者は運転歴が長く、都内仕込みの技術と譲り合い精神で安全運転に定評があるが、その目をもって見ると、この辺りは野蛮な運転をする人が多い。

 狭い道ですれ違う際に減速、および幅寄せしない対向車に急ブレーキを踏まされるのは日常茶飯事で(だから最近は不穏な対向車を前方に確認すると前もって幅寄せして徐行するようにしている)、事故必至の無謀な追い越しをかけられることや理不尽で唐突な罵声・クラクションを浴びせられることも1年で一度や二度ではない。

 空腹時にいら立ちやすい傾向がある筆者は、まさに空腹時にこれをやられるとのっぴきならない。対応策としては、運転席に腹が即時膨れる非常食を仕込んでおくことを考えているが、どう考えても根本的な対策ではない。

 都内でも横暴な運転には嫌というほど遭遇するが、田舎道は交通量が都内に比べて少ない分スピードが出やすく、大きな事故につながりそうな瞬間により多く接するように思われる。

「都会から来た自分は、先入観でもって地域の人の運転マナーを見下しているのだろうか」と考えたこともあったが、後日複数のご近所さんから「この辺の人たちは運転マナーが悪い」と聞けたので、おそらく真実であろうと思われる。ひいてはこの地域に限った特色かもしれず、ほかの田舎ならその点よほど住みよいかもしれない。

 ただし、マナーが素晴らしく美しい譲り合い精神を持ったドライバーもちゃんといる。そのような人と出会った時は満たされた気持ちになる。日用品の買い出しに1回出かけると、大体1人くらいの良きドライバーに出会うことができる。しかし同時に、マナーのよろしくないドライバーには2人出会うので、総合すると「地域の運転マナーは悪い」となってしまうのである。

 次回の記事では、田舎暮らしにおける他の発見に加え、自分自身に変化があった点を取り上げたい。