安倍総理会見
記者の質問に答える安倍晋三首相(28日午後、首相官邸) Photo:JIJI

安倍総理大臣は8月28日、持病の悪化などの理由から総理大臣を辞任する意向を表明した。かつて自民党の衆議院議員だった宮崎謙介氏が、辞任を決めた安倍総理への思いをつづった。(元衆議院議員 宮崎謙介)

日経平均株価は3倍
雇用は400万の増加

拝啓 残暑の候、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

 大変ご無沙汰をいたしております。議員在職中は様々な場面でお世話になりました。

 この度の安倍総理の辞意表明につきましては生放送でテレビの前でお姿を拝見しておりました。志半ばで退陣されることは断腸の思いでいらしたことと拝察いたします。目頭を押さえながら会見を見守っておりましたが、まずは一国民として感謝と御礼を申し上げます。歴代最長の総理大臣として歴史に名前を刻むことになった安倍総理の功績は実に大きいものです。

 ご自身も会見で仰っていましたが、東日本大震災からの復興支援、アベノミクスによる雇用の創出、平和安全法制の整備などを代表的な実績として挙げていらっしゃいました。

 今思えば私が国会議員を志したのは民主党政権下で、経済も外交もどん底の時でした。

 当時、私は大学生向けのビジネスを手掛けていたのですが、未来ある学生たちが今の日本の政治に失望している姿を見て、「ビジネスをやっている場合ではない。国会議員になって若者の未来を照らす政治をするのだ」と気概に満ち溢れ国会議員を目指しました。

 安倍政権が、民主党政権から政権奪還を果たされてから日本は大きく息を吹き返しました。7000円台だった日経平均株価は2万2000円台と約3倍にもなり、雇用は400万人も増加しました。