米国のホテル運営大手MCRデベロップメントは、ホテル不動産の管理ソフトウエアを手掛けるステインタッチを4600万ドル(約48億6000万円)で買収することに合意した。中国企業が所有する同社を巡っては、ドナルド・トランプ大統領が国家安全保障上の脅威になり得ると指摘していた。事情に詳しい関係者によると、MCRはステインタッチのモバイルプラットフォームの買収を9月30日までに完了させる予定。このプラットフォームを使うと、ホテルチェーンやカジノ運営会社による不動産管理や、スマートフォンを利用した宿泊客によるチェックインが可能となる。MCRはニューヨークに拠点を置く非上場企業で、全米30州でマリオットやヒルトンブランドなど90カ所以上のホテルを所有・運営している。
米ホテル大手、中国企業から米社買収 トランプ氏が安全保障懸念
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