企業の顧問社労士として、数多くの労務問題を解決してきたカタリーナ。新たに始めたオンラインのよろず労務相談には、経営者・労働者を問わず、さまざまな相談者が訪れる。
本日の相談者は妊娠中の女性社員。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、通勤に不安を感じているという。すると、カタリーナはある書類を取り出した……。
コロナで通勤電車に乗るのが怖い妊婦
どうすれば……?
カタリーナ 「こんにちは、社労士のカタリーナです!前原菜々美さんですね。今日はどんなご相談かしら?」
菜々美 「実は私、妊娠してまして。上司にも報告済みですが、妊婦なのに全然職場で配慮してもらえなくって困っています」
カタリーナ 「たとえば?」
菜々美 「一番心配なのがコロナです。通勤電車はラッシュですし、いつ感染するかと思うと不安でたまりません。働く時間を減らして時差出勤にしてもらえないかって相談したんですが、特別扱いできないって言われてしまいました」
カタリーナ 「在宅勤務にすれば、通勤のストレスはなくなる……わね?」
菜々美 「はい、でも全員出社しているので、そこまで強く言えなくて」
カタリーナ 「じゃあ、あなたに代わってお医者さんに言ってもらいましょう!」
菜々美 「ええっ、どうやって?」