米アップルはプライバシーに関する規則の変更を来年初めまで延期すると明らかにした。この規則変更は、iPhone(アイフォーン)のアプリがユーザーの行動を追跡しようとするのを避けるためのもの。この変更を巡っては、アプリ開発者が個々のユーザーに合わせた広告を販売するのが難しくなり打撃を受けるとの批判がある。フェイスブックにはモバイル機器でのこうした広告販売を容易にする仕組みがある。同社は先週、一部のオンラインパブリッシャーと同様、アップルの新規則への反対を表明した。アップルの広報担当者は、アプリ開発者が必要な変更を行えるだけの時間を確保するためだと述べた。来年アップルが新しいプライバシー規則を導入すれば、iPhoneユーザーはアプリごとに、行動の追跡に同意するかを尋ねられることになる。