カフェイン「知らずに過剰摂取」で中毒も、紅茶や緑茶が落とし穴Photo:PIXTA

われわれの生活に深く浸透している「カフェイン」。「朝はコーヒーを飲まないと始まらない」という人も多いだろうし、リフレッシュや眠気覚まし、集中力アップなどの効果を期待して、エナジードリンクや栄養ドリンクを手に取る人も多いことだろう。しかし近年、カフェインの摂りすぎが健康を害する原因になるとして、危険視されている。(清談社 ますだポム子)

慢性的な片頭痛や耳鳴りは
カフェインが原因かも?

 近年、カフェインの過剰摂取が原因で起きる「カフェイン中毒」が話題だ。カフェイン中毒者の救急搬送や死亡例は、国内外問わず報告されている。重症化すれば、精神錯乱や幻覚、パニック発作、不整脈、消化器症状、循環器症状など心身に影響を及ぼし、最悪の場合、命まで落としかねない。

 こうした病状はかなり深刻な中毒状態に陥っている場合に起こるもの。常日頃カフェイン入りの飲料を愛飲していても、重度のトラブルに見舞われたことがなければ、さして注意する必要はないと思いがちだが、実は油断はできないのだという。