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合同企業説明会、グループディスカッション、集団面接……とかくたくさんの学生を一カ所に集めて行っていた「新卒採用」。いわゆる三密の環境を作り出し、新型コロナウイルスの感染リスクを上げる可能性があるため、かつての新卒採用の方法は使えなくなってしまった。新型コロナが新卒市場にもたらした変革に迫る。(清談社 真島加代)

コロナで激変の就活
例年より延びた新卒採用期間

 2020年初頭に発生した新型コロナウイルスの大流行は、さまざまな業界に影響を与えた。来年度卒業する学生の新卒採用市場も例外ではない。

「通常なら来年度卒業の学生は、早くて3月頃には内々定が出始め、7月頃には企業の採用活動も一段落している時期です。しかし今年は、新型コロナの動向を見ていた企業の動き出しが遅れたため、8月頃まで採用活動期間を延長していたケースが多いですね」

 こう話すのは、ベネッセi-キャリアの新卒事業本部 取締役 本部長を務める大竹航氏。特に大きな変化は、感染リスクを避けるためにあらゆる選考工程がオンラインに移行されたことだという。