実践しよう!

■細かく休憩をとる
 家事でも仕事でも、こまめに短い休憩を入れると、集中力を保ちやすくなります。「二五分作業したら五分休憩し、二時間ごとに長い休憩をとる」という、イタリア人起業家フランシスコ・シリロが考案した「ポモロード・テクニック」という時間管理のテクニックを実践してもいいでしょう。同じような方法を会社全体で実践すれば、会議や各自の作業が無駄に長引くのを防げます。

■長い休暇をとる
 有給休暇はできるだけ消化しましょう。一度にまとめてとっても、何度かに分けてもいいでしょう。仕事ばかりしていると、あっという間に人生が過ぎ去ってしまいます。休暇をとることに罪悪感を覚えてはいけません。先を見越して計画を立て、しっかりと引き継ぎをし、「自分がいなければ仕事が回らない」という考えを忘れましょう。

 休暇中は仕事のメールをチェックしないようにします。どうしても必要なら、たとえば一日に一回などとルールを決めて、重要な留守電メッセージやメールが来ていないかを確認します。会社がこのような「つながらない権利」を認めていないのであれば、上司に相談して妥協点を探しましょう。休暇中にどれくらい仕事と関わるか、勇気を持って自分の納得のいくルールを決めましょう。

■週末はしっかり休む
 週末の休みにも「自分ルール」を設定します(たとえば「留守電とメールをチェックするのは一回か二回だけ」というふうに)。ズルズルと会社の仕事を引きずってしまうと、月曜日の朝に元気いっぱいで仕事に戻れなくなります。