ドナルド・トランプ米大統領は10日、ミシガン州にある空港の格納庫で集会を開き、民主党候補のジョー・バイデン氏よりも自身の方が雇用を維持できると主張した。前回の大統領選ではミシガン州で勝利を収めたトランプ氏だが、11月の選挙では中西部の中では同州で最も苦戦すると長らく予測されてきたこともあり、陣営は積極的に手を打っている。トランプ・バイデン両氏は今週共にミシガン州入り。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に大きく影響を受けた現地で、経済に関して異なるメッセージを伝えた。トランプ氏は同州北東部フリーランドで1000人ほどの聴衆――密集し、多くはマスクを着用していない――を前に、バイデン氏が「ミシガンの雇用を外国に移転し、ミシガンの工場をアウトソーシングすることにキャリアを費やしてきた」と発言。「ジョー・バイデンはわれわれの雇用を中国に差し出し、今は暴力的な左派の群衆に国を差し出そうとしている」と続けた。
トランプ氏、苦戦予想されるミシガン州で集会
バイデン氏を批判
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