米画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディアがソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体開発大手アーム・ホールディングスを最大400億ドル(4兆2400億円)で買収することになった。世界の半導体業界に広範囲の影響を及ぼしかねない。エヌビディアが一段と躍進する可能性があるほか、SBGが進めている資産売却の中で、また一つ大きな資産が片付いたことになる。ソフトバンクGは13日、傘下のアームをエヌビディアに現金と株式で売却することで合意したと発表。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は12日、 エヌビディア がアーム買収で合意に近づいていると伝えていた。 エヌビディアは株式で215億ドル分、現金で120億ドル支払う。ソフトバンクGはまた、アームの業績に基づき最大50億ドルを受け取る可能性がある。アームの従業員には計15億ドル相当のエヌビディアの株式が付与される。