米民主党大統領候補のジョー・バイデン氏は、フロリダ州のラテンアメリカ系住民に対し支持を訴えようとしている。世論調査によると、同州ではドナルド・トランプ大統領が支持率を伸ばしている。バイデン氏は15日、オーランド近郊で開催される「ナショナル・ヒスパニック・ヘリテージ・マンス」のイベントに出席する。候補指名を獲得してから初めてフロリダ入りする。トランプ氏は2016年の大統領選で1ポイントをわずかに上回る差をつけてフロリダ州で勝利した。11月の選挙でも接戦が予想されている。世論調査会社ピュー・リサーチセンターによると、ラテンアメリカ系住民はフロリダ州の有権者の約20%を占めている。16年の出口調査では、民主党候補だったヒラリー・クリントン氏が、ラテンアメリカ系住民の得票率でトランプ氏を約27%ポイント上回った。