電動トラックの新興メーカー、米ニコラの最大の成果は、米トラック業界の電動化に水素技術を利用するビジョンを実現するため、優良な技術パートナーをそろえてきたことだ。空売り投資家に扇動的なリポートを公開された現在、重要な問題はニコラがこれらのパートナーをつなぎとめられるかどうかだ。ニコラはその信用をかけて闘っている。ヘッジファンドのヒンデンブルグ・リサーチが先週発信したさまざまなクレームに対し、ニコラが2回目の見解を示し、詳細に内容を否定したことを受け、ニコラの株価は14日に11%上昇した。ただし、ニコラの試作トラックが「動いている」ところを紹介したマーケティング動画については、車両が独自の推進力で自走していたと解釈されるべきではないとした上での反論だった。ヒンデンブルグは、トラックがユタ州の緩やかな坂道を転がっていたのだと主張している。