米シェアオフィス大手ウィーワークは中国部門の支配権を売却する。急速な成長を目指す手法をやめ、リスクを減らす取り組みの一環。中国の投資会社である摯信資本(トラストブリッジ・パートナーズ)が率いるグループは、2億ドル(約211億円)を支払ってウィーワーク・チャイナの株式を買い増した。両社が明らかにした。ウィーワークはライセンス料を受け取って名称とサービスの使用を認める。この合意の一部は従来のフランチャイズに似ている。ウィーワークは業務の支配権を手放す。だが関係筋によると、ウィーワークは引き続き少数株を保有し、中国部門への取締役派遣も続ける。ウィーワークは昨年、新規株式公開(IPO)計画を撤回し、創業者のアダム・ニューマン氏が最高経営責任者(CEO)を辞任した。その後、サンディープ・マスラニCEOの下で多額のリース債務削減に尽力している。
ウィーワーク、中国部門の過半数株売却
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