「趣味は炎上」と公言する田端信太郎氏に聞く、発信の哲学
田端信太郎氏 Photo by Nobushiro Masaki

「個人の時代」と言われる今、価値ある発信とは何か。Twitterのフォロワーは23万人を超え、“趣味は炎上”とも公言している田端信太郎さんに、発信の意義を伺いました。どのようにして発信を始めればいいのか。また炎上についてどう考えているのか――。ハラオチ連続の語らいをお届けします。(ライター 正木伸城)

今、SNSで個人が
発信することのメリットとは

――今は組織の時代ではなく「個人の時代」だと言われ、田端さんのご著作、インタビュー、YouTube動画などでも強調されています。当然のことですがいろいろ拝見して、田端さんにもフォロワー1桁時代があったんだなと再確認しました(現在は23.2万人、2020年9月4日執筆時点)。

 そりゃそうです(笑)。ただ、Twitterを始める時は、「これからは個の時代だから発信していこう」と思ってやったわけじゃないです。思ったことを書ける場ができたので、書いてみたって感じでしたね。

――それが注目されるようになって、動画では、営業マンとして訪問したお客さんが田端さんのことを知っていて、話がうまく進んだといった話も出ていました。その時に発信の大切さに気づいたと。

 もう昔すぎて記憶が曖昧(笑)。ただ、発信ってそもそも何?ってことは大事で。たとえば料理人や陶芸職人ってアウトプットが形になりますよね。それも発信です。もちろん、そこにSNSを付加することは推奨するけど、発信って別に特別なことじゃない。「まず、やってみようかな」くらいで始めていい。でも一方で、ホワイトカラーの、経理とか管理とかに携わる方々は、アウトプットが見えにくいから、発信した方がいいと思います。個の時代に発信しないと、市場における存在感がないことになりますから。