米フェイスブックの弁護士が作成した文書によると、フェイスブックをインスタグラムやワッツアップから分離しようとする政府の取り組みは法律を無視したもので、多額の費用がかかり、消費者に損害を与えるとみられる。同文書は、反トラスト(独占禁止)法違反で提訴される可能性が浮上したことを受け同社の弁護士が用意したもの。この14ページの文書は法律事務所シドリー・オースティンの弁護士から依頼された作業に基づきフェイスブックのスタッフが作成したもので、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した。反トラスト当局と米議会議員がフェイスブックの影響力や過去の競争面での振る舞いについて引き続き調査を進めようとする中、この文書は同社の正当性を主張する内容を記している。米アルファベット傘下のグーグル、アマゾン・ドット・コム、アップルの調査も行われている。