米セントルイス地区連銀のジェームズ・ブラード総裁は、米国経済が新型コロナウイルスの影響から素早く立ち直るとの予想を示した上で、その場合でも連邦準備制度理事会(FRB)が緩和的な金融政策を見直すべき理由はないとの見方を明らかにした。ブラード総裁は5日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、FRBのゼロ金利政策、資産購入、緊急融資について「現行の金融政策は好ましい」とし、「今または来年にかけて違ったことをする必要はないと考えている」と話した。ブラード氏は「米国経済は金融市場の足元の予想より急ピッチで改善し続けるだろう。市場を驚かせるのは、それでもFRBが現行の政策を維持することだ」と語った。
米景気回復、FRB政策見直し促さず=セントルイス連銀総裁
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