米オラクルとグーグルによる数十億ドル規模の著作権を巡る訴訟で、米連邦最高裁判所は7日に審理を行い、IT(情報技術)産業を混乱に陥れることなくソフトウエアコードの法的保護を維持しようとする姿勢を示した。訴訟は10年前から続き、オラクルはグーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載のスマートフォンについて、オラクルのプログラミング言語Javaの著作権を侵害した疑いがあると主張。オラクルは同年、サン・マイクロシステムズを買収したのに伴いJavaの技術を取得していた。オラクルは、世界で20億台以上のモバイル機器で使用されるアンドロイドを開発するため、グーグルが1万1000行以上のJavaのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)コードを違法にコピーしたと述べている。