トランプ米政権は8日、人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の提供禁止措置の差し止め判断を不服として、連邦控訴裁に上訴した。米政府は中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営するTikTokアプリを安全保障上の脅威と見なしている。連邦地方裁判所は9月27日、トランプ政権の禁止令が発動する数時間前に一時差し止めの判断を下していた。トランプ政権は今回、禁止令の執行に向け、控訴裁に差し止め判断の見直しを求めた。ドナルド・トランプ米大統領は、TikTokがアプリを通じて収集する米国ユーザーの個人情報が中国政府の手に渡る恐れがあるとして、禁止措置を命じていた。TikTokは現時点でコメントの要請に応じていない。