米カリフォルニア州南部の大規模な病院では、保険の加入状態を理由に新型コロナウイルス感染症患者の受け入れを不適切に拒否、または遅らせたため、重症患者が転院を何日間も待たされ、治療が遅れる例もあった。地方・州当局、病院や緊急対応当局などの電子メールのやり取りで明らかになった。災害対応専門家は、こうした事例から新型コロナ対策より財務を優先させる病院があることを浮き彫りになると指摘。救急医療へのアクセスを保護する連邦法や医療倫理に抵触した可能性もある、と指摘。電子メールから、患者の受け入れを拒否または遅延させた4つの主要な病院システムが明らかになった。ただ拒否した病院の名前や数が不明な場合もあり、合計はさらに多い可能性もある。
米加州の病院、コロナ患者の受け入れ拒否 保険が理由
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