京都市は観光意欲度も上昇
新宿区は魅力度が大きく低下

 1位の京都市は、本調査で同時にアンケートを行った観光意欲度(昨年52.8点〈3位〉→今年56.2点〈3位〉)、居住意欲度(昨年17.4点〈7位〉→今年18.1点〈5位〉)ともに点数が上昇した。中部より東に住んでいる人からの観光意欲度の上昇が目立っている。

 2位の函館市(51.3点)は前年の53.7点、札幌市は前年の52.9点から魅力度の点数を下降させたが、同時に下がったのが「スポーツのまち」のイメージだ。昨年の18位(イメージ想起率9.5%)から38位(6.1%)へと急落している。2019年には北海道日本ハムファイターズの成績が5位、コンサドーレ札幌が10位と低迷したことや、東京オリンピックのマラソン延期も要因の一つである可能性がある。

 また函館市は、認知度が昨年53.2点→52.8点と少し低下(順位は12位で変わらず)し、情報接触度も昨年49.2点→48.9点へと下がった(順位は11位で変わらず)。特に旅行・観光情報サイトで函館市の情報に接触した人の割合が昨年24.1%→21.0%へと減少している。

 観光意欲度は札幌市、函館市ともに55.6点で全国1位と前年と変わっていない(点数も)ことから、新型コロナによる観光自粛などによるイメージ低下や観光意欲への影響はあまりなかったようだ。

 前年6位から4位になった横浜市は、「スポーツの参加・観戦が楽しめる」という項目で5位(15.7%)→2位(17.7%)へと大きく上昇している。これは横浜F・マリノスの優勝の影響が大きいと思われる。ちなみに2019年に、横浜FCはJ1昇格を決め、プロ野球の横浜ベイスターズは2位と奮闘しており、横浜市のスポーツは大いに盛り上がった。

 そのほか、ランキング上位で順位が大きく上昇したのは、伊勢市(昨年22位→15位)、名古屋市(昨年25→19位)だった。伊勢市は観光意欲度が全国10位(47.1点)となったが、これは点数、順位ともに過去最高になっている。名古屋市は「テレビCMや新聞雑誌の広告」の情報接触度が、30位(6.0%)から全国1位(12.0%)へと急増した。

 一方、新型コロナウイルスのクラスターが繁華街を中心に発生した新宿区は、魅力度の点数を昨年31.1点(24位)から26.0点(42位)へと大幅に低下させた。観光意欲度も昨年の43位(35.8点)から100位(30.5点)へ、居住意欲度も29位(12.9点)から57位(10.1点)と大きく低下している。