バスケットボール試合会場
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改革を進めていこうとすれば、必ずといっていいほど湧き上がる現場からの反発。避けることもできなければ、簡単に受け入れることもできない意見に、リーダーはどう対応すればいいのか。新生さいたまブロンコスと地域との関係づくりを進める池田純氏が、是々非々主義を貫くために心がける周囲の意見の効果的な見分け方とは。

深谷市と連携協定を締結

「さいたまブロンコス」の地盤を埼玉県内にあらためて築くために、現在、4市1町へのアプローチを続けていることを前回お伝えしました。その中で、まず最初に確かな感触を得ているのが深谷市です。

 去る10月6日、さいたま市に続いて県内2市目となる連携協定を深谷市と締結し、小島進市長から「子どもたちにスポーツの素晴らしさを伝えていくことは大切だと思っている。深谷にとってもブロンコスは心強い存在」というお言葉を頂きました。今後、「深谷ビッグタートル」の愛称を持つ深谷市総合体育館でのブロンコスの試合開催や市民交流会をはじめ、バスケットボールを軸とした地域振興を市と二人三脚で進めていく予定です。

 また、深谷市にはバスケの名門、正智深谷高校があります。そこでスタープレーヤーだった波多智也と選手契約を締結しました。彼は去年まで筑波大学バスケ部で活躍していた選手です。その彼が埼玉に戻ってきた意味はとても大きいと私は思っています。これまでは、高校でどれだけ活躍しても、卒業後、県内にバスケで活躍できる環境はなく、一度出ていったらそのままというケースがほとんどでした。しかし、彼は新生ブロンコスに懸けてくれたのです。これは、地元の選手が地元のチームで活躍することで、埼玉のリソースが埼玉に蓄積されていく、そうした未来に向けた第一歩だと私は思っています。