YouTubeチャンネル登録28万人超、Twitterフォロワー50万人超のカリスマ保育士・てぃ先生がテレビ「ノンストップ!」に出演!「コロナ禍の子育て」についてアドバイスを行いました。
自粛生活も早1年。緊急事態宣言が広範囲に発令され、まだまだ終わりが見えません。子どもにも大人にもストレスがたまっている今、子育て家庭ではどんなことに気をつけて生活していけばよいのでしょうか?
親も子も自分で感じる以上に
ストレスがたまっている!
こんにちは! てぃ先生です!
コロナ禍での生活もずいぶん長くなりました。それなのにまだまだ終わりが見えません。僕が今特に気になっているのは、子育て中のご家庭で孤立感が高まっているのではないか、いうことです。
リモートでお仕事をする方が増えたり、お仕事以外の方とのおつきあいも抑えたりすることで、ママパパも人と会ったり話をする機会が減っています。親同士で悩みを話すことも少なくなっていますよね。
お子さんも、保育園や幼稚園や学校での活動が制限されてしまったり、近所のお友達ともなかなか遊べなくなっていますし、年末年始にどこにも行けず、おじいちゃんおばあちゃんにも会えなかったというご家庭も多かったでしょう。
そのため、ママパパもじつは、自分で感じる以上にストレスがたまっていると思うんです。こんなときは、お子さんがご飯を食べてくれない!とか、なかなか寝てくれない!とか、お仕事したいのにひとりで遊んでくれない!というように、思った通りに動いてくれないことに対してついつい爆発してしまったり、きつく叱ってしまってあとで落ち込んだり、夫婦ゲンカが増えたり……といったことがどのご家庭でもあると思うんです。
「今日も無事過ごせた!」
それだけで100点です!
じゃあどうしたらいいの?ということなんですが、僕から提案したいのは2つです。
ひとつは、「抜くところは抜く」ということ。ちゃんと好き嫌いなく食べさせたい、お片づけをきちんとさせたい、ということはあると思うんですが、「まあ、だいたいできてれば、いいや」って、そのレベルを下げてみてください。ママもパパもコロナ禍という前代未聞の状況のなかでもう充分がんばって子育てしていますから、それだけですごいことです。だから、いつもと同じでなくても全然いいです。「今日も無事過ごせた!」それだけで100点です!
「どうしたら楽しくできるかな」
と考えるほうが早くて簡単!
もうひとつは、お子さんに何かやってほしいことがあるときは、
「これをやってほしい!」と考えるのではなくて、
「どうしたら楽しくできるかな」と考えることです。
これは、僕の保育の基本になっている考え方です。
誰だって、嫌なこと、面倒くさいことはやりたくないですよね。子どもならなおさら、「これは体にいいから食べなくては」なんて考えないので、やらなくてはいけないことをやる理由がないんです。だから、いくら理由を言っても、叱っても、やってはくれません。
でも、楽しいことなら自分からやってくれます。じつはこのほうが早くて簡単だし、その時間でママパパは別のことができるんです。
そこで今日は、僕の本の中から「これは効果があった!」という声が多いものを3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
靴をそろえてくれない‼
どうする??
子どもが玄関で靴を脱ぐと「ちゃんとそろえて!」なんて言うときがあると思うんだけど、じつは子どもにとっては置く場所がわかりづらいことが大きな原因だったりする。
そこで、玄関にシールなどを目印として貼ると「ここに置けばいいんだ!」と視覚で確認できるようになり、グッと取り組みやすくなる。簡単! ぜひ!
ご飯を食べるのが止まった!!
どうする??
子どもの食事が進まないときは、せかしたり叱るよりも茶碗のお米を
「おにぎりにしようか!」とにぎってみたり、おかずを
「小さくしてみよう!」と半分に切ってあげたりするといい方向にいきやすい。
どうしようもないときは、リビングにレジャーシートを敷いてピクニック体験。楽しすぎて、アンコールが難点。
「今日もがんばったね」と
自分で自分の頭をヨシヨシ!
いかがでしたか?
最後に、ママパパもストレスが癒されるとっておきの方法をご紹介します。
騙されたと思って、夜寝る前に、「今日もがんばったね」と自分で自分の頭をヨシヨシ優しくなでてみてください。お子さんじゃなくて、自分にしてあげるんです。
育児中はただでさえ人と関わることが減ってイライラしてしまいますが、コロナ禍でそれが加速しています。スキンシップをすることで「オキシトシン」という愛情・幸せホルモンが分泌されて心が癒されます。自分の手でも気持ちが少し楽になると思いますし、ご夫婦で互いにしてあげるともっといいかもしれないですね! ぜひ試してみてください。
てぃ先生でした!
関東の保育園に勤める男性保育士
保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。
他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。
ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、Twitterフォロワー数は50万人を超える。
著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)は15万部を超える大人気作。コミックほか含め、著書は累計50万部を突破している。
ちなみに、名前の読み方は「T」先生。最近ではYouTubeに動画を投稿し始め、チャンネル登録者ははやくも25万人を超えている。