【Twitterフォロワー数50万人、You Tubeチャンネル登録数25万人】と、今どきのママパパに圧倒的に支持されているカリスマ保育士・てぃ先生、初の子育てアドバイス本『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』ができました!
子育ての悩みは、決して親の能力や愛情の深さの問題ではなく、子ども特有の気持ちやものごとのとらえ方、体の状態を知るだけでうまくいくことが多いと、てぃ先生は教えてくれます。
この連載では、「てぃ先生が実際に試して効果のあった伝え方」や「保護者が絶賛した斬新なテクニック」を厳選。困りがちな「おしたく」「お片づけ」「お食事」などのよくある困りごとの状況に対応する方法などをお伝えしていきます。

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「何があったの?」に替えるだけで
子どもの反応は全然違う!

 たとえば子どもがお水をこぼしたとか、何か失敗したときに「なんでお水こぼしたの!」と言ったり、お片づけしていないときに「なんでお片づけしてないの!」と言ってしまうことってよくあると思うんです。

 でも冷静に考えてみると、「なんでこうしたの!」と言ってその場の状況がよくなることって、あまりないですよね?

 僕自身も、保育士をやっているなかで、「なんでそんなことしたの」とか「なんでこれやってないの」と言うことがよくあったんですが、あるとき、これではいい結果は生まれないなと気づき、言い方を換えることにしました。

 どう換えたかと言うと、「なんで」ではなく、「何が」に換えたんです。つまり、「なんで○○したの」ではなく、「何があったの?」と言うようにしました。そうしたら、子どもの反応が全然違ってきたんです。

「今度から気をつけよう」という
前向きな思いも生まれてくる

 たとえば、たまたまひじが当たってコップがたおれ、お水をこぼしてしまったとき。「なんでお水こぼしたの!」と言われると、子どもは当然、責められている気がします。言っているほうも、心では「何してるんだ!、ダメじゃないか!」と怒っているんですよね。お片づけでも、「なんで片づけないの!」と言いながら、本当は理由を聞きたいのではなくて、「ちゃんと片づけしなきゃダメでしょ!」と叱っているわけです。つまり、言葉と内容がずれているので、大人にとっても子どもにとっても、状況がよい方向に進まないわけなんです。

 では、それを「何があったの?」に言い換えるとどうなるか。

 お水をこぼしたときなら、「なんでお水こぼしたの!」ではなく「お水こぼれちゃったね、何があったの?」と聞いてあげると、子どもは、自分だけではなくて、自分を含めた環境で「何があったの?」と聞かれていると思って、「ひじが当たっちゃったの」というように、起こったことを言いやすくなります。そうやって理由を言えると、「今度からぶつからないように気をつけよう」という思いも生まれてくるわけですね。

 ※本原稿は、てぃ先生、初の子育てアドバイス本『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』からの抜粋です。この本では、子育てがラクになるスゴ技がたっぷり収録されています。子育てに悩みやイライラはつきものですが、遊び心をもって、楽しく子育てしてみませんか? (次回に続く)