エドワード・スノーデンPhoto:NurPhoto/gettyimages

 米情報機関の機密文書をリークした国家安全保障局(NSA)の元職員エドワード・スノーデン氏は、ロシアで亡命生活を送ってきたが、「最終的に目指していること」は米国への帰国だとしてきた。しかしこの逃亡者は現在、ロシア国家への忠誠を正式に表明するプロセスを開始している。

 11月1日に彼は「パンデミック(感染症の世界的大流行)で国境が閉鎖されている状況下で私たちは、米国とロシアの2重国籍を申請することにした」とツイートした。スノーデン氏と彼の妻は米国人だ。従って、このツイートで本当のニュースになる部分は、彼がロシアのパスポート取得に動いているということだ。ロシア政府は既に、このNSAの元契約職員に永住権を与えている。