――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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米アップルとグーグルはこれまで、ウェブ検索サービスの契約を巡る議論で決して熱くなってはいない。だがいずれ、そうならざるを得ないかもしれない。
米司法省は10月20日、長らく調査してきたグーグルに対する提訴に踏み切った。焦点となるのは、グーグルが検索エンジンの優先表示を確保するためにアップルなど端末メーカーと結んでいる契約だ。そうした契約は親会社アルファベットが支払うトラフィック獲得コストの大部分を占める。足元では年間300億ドルを超え、ここ5年ほど年率18%の伸びとなってきた。