米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品企業バイオンテックが開発中の新型コロナウイルス感染症の予防ワクチンが、予想を上回る効果を示したことが明らかになった。コロナの世界的流行を食い止める画期的なワクチンとなる可能性がある。両社が9日明らかにしたところによると、コロナに感染し少なくとも1つの症状を発症した94人を対象とした治験で、90%以上の有効性が確認された。結果は完全ではないものの肯定的なもので、ワクチンの幅広い実用化に向け大きく前進したことになる。ファイザーは、ワクチンの安全性に関するデータの結果を待っており、安全であることが確認されれば11月末より前に当局に販売許可を申請する計画だと明らかにした。