書くのがしんどい理由とは
書くことが見つからない、書き続けられないのはなぜか(写真はイメージです) Photo:PIXTA

レビュー

 ブログやSNSなどで、誰でも情報発信を手軽に行えるようになった。しかし、いざ自分もやってみようと思うと、とたんに「書けない」という状態におちいってしまったという経験はないだろうか。書くことが見つからない、書き続けられない、そんな悩みを持つ方にはぜひ本書『書くのがしんどい』をお勧めしたい。

『書くのがしんどい』書影
『書くのがしんどい』 竹村俊助著 PHP研究所刊 1650円(税込み)

 本書では、書くことが「しんどい」理由を「書くことがない」「伝わらない」「読まれない」「つまらない」「続かない」の5つにわけて説明している。「書く」というと、長文を立派に書き上げてから、完全な状態で発表するというイメージがどこかにあるかもしれない。しかし、著者はもっと短い文章を、草稿の段階から共有していく、いまの時代に即した「軽やかな」書き方として提示している。「しんどい」理由それぞれにも具体的な対策が提示され、本書を読んでいると、書くことに対するハードルがどんどん下がっていくのを感じるだろう。

 文章は誰でも書くことができるからこそ、改めて書く方法について学ぶ機会は少ない。しかし、走ることは誰にでもできたとしても、プロに教わればより速く走れるようになるのと同じように、プロの視点を知ることで書く力を改善することができるだろう。インターネットやSNSの普及により、テキストでのコミュニケーションの機会が増加しているいま、書く力はビジネスパーソンにとって大きな味方になるはずだ。本書を手に、書くことについて改めて向き合ってみてはいかがだろうか。(大賀祐樹)