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11月19日の国際男性デーは男性の健康に注目し、ジェンダー平等を促す日だ。最近は「経済的なプレッシャーがつらい」「弱音を吐いてはいけない風潮がある」などと訴える男性の声も増えている。男性の生きづらさの理由やその緩和のヒントとは何か。1200人以上の恋愛相談や失恋話を聞いてきた文筆家の清田隆之さんに話を聞いた。(フリーライター 雪代すみれ)

男性ならではの生きづらさとは

 男性の育休義務化について検討が進められる中、日本商工会議所が行った調査では、男性の育休義務化に反対した企業が7割以上であったことが話題になった。厚生労働省によると令和元年度の調査では、男性の育児休業取得率は7.48%であり、年々増加傾向ではあるものの、女性の83.0%に比べ大幅に少ない。

 また、女性の支援団体「Lean In Tokyo」が2019年に行った調査では、「男性は定年までフルタイムで正社員で働くべきだという考え」「デートで、男性がお金を多く負担したり女性をリードすべきだという風潮」「男性が弱音を吐いたり、悩みを打ち明けたりすることは恥ずかしいという考え」など、男性たちがさまざまな生きづらさを感じていることがわかる。

「桃山商事」というユニットで“恋バナ収集”という活動を行っている清田隆之さんは、今年7月に出版した著書『さよなら、俺たち』(スタンド・ブックス)で、恋愛相談を聞く中で、自身の内省や感情の言語化を行えるようになり、男らしさによる生きづらさの呪縛が緩和したと言及している。

 清田さんは、今まで1200人以上の恋愛相談や失恋話を聞いてきた。相談に来るのはほとんどが女性だが、最近では男性からの相談も増加傾向だという。11月19日の国際男性デーに向けて、男性の生きづらさの原因や緩和させるヒントについて、清田さんに話を聞いた。

――清田さんが考える「男性の生きづらさ」の原因とは、どのようなことでしょうか。