2000人近くの若者を対象にした新型コロナウイルス検査の結果、コロナ感染症の症状観察でほぼ全ての感染が見落とされていたとの研究結果が発表された。感染拡大を抑制するには、症状がある人だけでなく無症状の人も対象にした幅広い定期検査の実施が必要であることが示唆された。医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)に掲載されたこの研究は、新型コロナの無症状感染に関する過去最大規模のもので、米海兵隊の18歳から31歳の新兵1848人を対象とした。新兵らはサウスカロライナ州チャールストンのシタデル軍事大学に到着する前に自宅隔離が義務付けられ、訓練開始前にもキャンパスで監視を受けながら14日間の隔離下に置かれた。
新型コロナの症状観察、無症状感染をほぼ全て見落とし=研究
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