米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが12日発表した7-9月期(第4四半期)決算は、前四半期に続いて赤字となった。コロナ禍が引き続き業績に影響した。純損益は7億1000万ドルの赤字、1株損益は0.39ドルの赤字。4-6月期(第3四半期)は2001年以降で初めての赤字だった。7-9月期末時点で動画配信サービス「ディズニープラス」の有料会員数は7370万人だった。4-6月期末時点の5750万人から増加した。コロナ禍で消費習慣が変わり、娯楽チャネルとして従来の映画館などに比べストリーミングのプラットフォームが優勢になる中、同社は最近、ストリーミングに重点を置く事業構造への再編を発表した。営業損益は、テーマパークや物販などの部門とストリーミング・国際メディアの部門(DTCI)で赤字となった。