新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)に関する世界保健機関(WHO)の会合の出席者は、世界で最も顕著なコロナ対策のサクセスストーリーの1つについて直接説明を受けることができずにいる。中国政府がそれを阻止しているのだ。台湾では、現在まで約7カ月間にわたり、国内でのコロナウイルス感染が起きていない。しかし台湾は、今週開催のWHO194加盟国による世界保健総会(WHA)のバーチャル会合への参加を阻まれている。自治を行っている台湾を自国領土とみなしている中国政府が反対しているためだ。ニュージーランドのオタゴ大学の疫学者で、同国の厳格なロックダウン(都市封鎖)措置の立案者の1人でもあるマイケル・ベーカー氏は次のように語る。
台湾のコロナ封じ成功例、WHO総会参加者は聞けず
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