パルコ・マルイにとってコロナ「再拡大」が心配すぎる納得の理由【10月度・業界天気図】Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、10月度のファッションビル編だ。

パルコが微減、マルイは不調

 ファッションビルの主要2社が発表した10月度の月次業績データ(テナント既存店取扱高、小売取扱高)は、以下の結果となった。

 10月度のパルコ(J.フロント リテイリング)のテナント既存店取扱高は前年同月比94.9%(5.1%減)、マルイ(丸井グループ)の小売取扱高は同88.5%(11.5%減)だった。