「ムダの排除」は武器であり誇りとなる
「事業仕分け」の継続は国家の力になる。「予算の構造」、すなわち「国家の構造」変革は勇気ある行為。効果は絶大のはずである。日本経済の成長が復活すれば、極限に近いと言われる財政赤字は確実に解消してゆく。
真摯に「事業仕分け」を続けることで国民の支持を得るだけでなく、世界に注目され信頼を勝ち取ることができる。何しろ欧米先進国で「税金のムダ」を俎上にのせ、国民の面前で「国家予算の使途」にメスを入れる勇気ある国はどこにもない。
「混迷のユーロ危機」を見よ。「ムダを省かず予算カットにのみ狂奔するアメリカ(共和党)」を見よ。「民のムダ」「官のムダ」を排除する強い武器を持って立ち向かう国は世界のどこにもない。日本は自信と誇りを持ってよい。
◆大野耐一生誕100年記念フォーラムのお知らせ◆
トヨタ生産方式の基礎を築いた故大野耐一氏が、今年で生誕100年を迎えるのを記念して、21世紀「ものづくり思想」の探求をテーマとしたフォーラムが開催されます。
日 時|2012年10月15日(月)午後1時~3時30分(開場12時)
会 場|ホテルグランドパレス 「ダイヤモンド」ルーム
参加費|10,000円(税込)
◆ダイヤモンド社のロングセラーのご紹介◆
トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして
大野耐一著、B6判上製、248頁、定価(本体1400円+税)
30年以上も読み継がれる世界的な経営バイブル!
トヨタ生産方式の真髄とは、日本の土着の思想をベースにして生まれ、欧米ですでに確立していた自動車工業の大量生産に対抗し生き残るため、永年にわたって試行錯誤を繰り返した末に、何とか目途のついた生産方式ならびに生産管理方式である。
この純粋に日本オリジナルの生産システムをまとめあげたプロデューサーこそ、本書の著者大野耐一である。
1912年(明治45年)生まれの著者は、新しい経営思想を構想し、構築し、それを実践する指導力を備えた、たぐいまれなる産業人であった。
1978年に弊社から刊行された本書『トヨタ生産方式』は、2012年現在109刷を数える。経営書は流行り廃りの激しい生ものであるだけに、刷数が三桁に達するものは他にほとんど例をみない。この事実こそ、本書が世界的な経営のバイブルとして長く読み継がれてきた証である。
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