アマゾン・ドット・コムという「小売りのお化け」は現在、ドラッグストア業界に忍び寄っており、株主は当然ひやひやさせられている。アマゾンは17日、プラットフォーム上で顧客が処方薬を購入可能になったと発表した。有料サービス「プライム」の会員はこのオンライン薬局で注文したすべての薬を2日で無料配送してもらえる。同社によると、薬の購入者は業界中間業者の交渉による値引きも利用できるようになるという。この発表を受けて同日のドラッグストア株は下落し、CVSヘルスは9%安、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは10%安となった。消費者に薬品の割引情報を提供するグッドアールエックス・ホールディングス株は22.5%の急落。医薬品流通業者の株も大幅に値を下げた。