米ミシガン州の開票点検委員会は23日、11月3日に実施された米大統領選の開票結果を認定した。ドナルド・トランプ大統領や同氏の支持者が最終認定の先延ばしを試みる中、ペンシルベニア州でも民主党候補のジョー・バイデン前副大統領の勝利認定に向け前進が見られた。両州の開票結果が認定されればバイデン氏の勝利が確実となり、トランプ氏が法廷闘争で選挙結果を覆すのは一段と難しくなる。トランプ陣営や同氏の支持者は激戦州で訴訟を起こし、開票結果の認定を延期するか作業を中断するよう選管に迫っている。共和党全国委員会(RNC)は、ミシガン州ウェイン郡で誤記のほか、郵便投票集計時の監視人の立ち合い状況について疑問が浮上したとして、監査結果が出るまで開票結果認定を延期するよう求めていた。