テレワークでもリアルでも
進化し続けるには?

これからのテレワーク――新しい時代の働き方の教科書『これからのテレワーク――新しい時代の働き方の教科書』(自由国民社)、片桐あい・著、192ページ

 いずれにしても、仕事を抱え込む人自身の問題です。

 その方は素晴らしい実績を上げてこられたことでしょう。しかし、それでは仕事の目的は半分しか達成されていないと言わざるを得ません。

 後の半分は、自分の育ててきた仕事を後進へ継承していくことなのです。それができないようでは、退職金はもらえたとしても自分の仕事を終える最終出社日、一緒に仕事してきた仲間は祝ってくれるでしょうか?

 慣れ親しんできた仕事を人に渡すことには不安や恐れもあるでしょうが、自分以外の誰かが仕事を引き継いでくれて、さらにそのやり方を進化させてくれたらこんなにうれしいことはないと思います。抱え込むことなく一緒に仕事を改善したり、新しいやり方を考えたり、時には若手から学ぶこともあるかもしれません。

 そして、それはテレワークという働き方だからこそ実現しやすいのです。

 仕事を洗い出し「見える化」することで、仕事の全体像がわかります。他の人ができることから割り振っていくこともできます。いきなりできるようにはならないかもしれませんが、少しずつ段階を追って仕事を教えていくことで新たなやり方が見つかることもあるでしょう。

 そのように柔軟に仕事を改善していく姿勢があれば、後輩から「いつまでも会社にいてください」「もっと一緒に仕事させてください」というような声が上がってもくるのです。

 テレワークはまだまだこれからも進化していくことでしょう。

 ご紹介した「3つの特徴」を修正しつつ、テレワークでもリアルでも仕事で成果を出せるビジネスパーソンとして進化し続けてください。