「縄跳びダンス」が若い世代を中心に話題のガールズグループ「NiziU」が12月2日にCDデビューした。すでに今年のNHK紅白歌合戦の初出場も決まり、今後、幅広い世代に人気が広がることになりそうだ。彼女たちは「Nizi Project」というオーディション番組を勝ち抜いた9名で結成されている。こうしたオーディション番組は韓国で盛んに放送されており、日本でも女子中高生を中心にファンが多い。だが、「Nizi Project」のファン層は、普段K-POPに慣れ親しんでいない人も多く、それどころか30~40代のミドル男性も少なくないという。ミドル世代が「Nizi Project」に夢中になる理由とは?(清談社 鶉野珠子)

「虹プロ」は視聴環境が充実
一般層にも急速に認知された

NiziUCDジャケット
12月2日発売の限定盤CDジャケット NiziU公式ホームページより

 今年の1月末からHuluで配信を開始し、YouTubeやテレビでも放送されたオーディション番組、「Nizi Project」(以下、虹プロ)。同番組は、韓国の大手芸能事務所であるJYPエンターテインメントとソニーミュージックの日韓共同ガールズグループプロジェクトだ。

 日本国内8都市会場に加え、LA会場、ハワイ会場を含む全10会場で予選が行われ、応募者は1万人を超えたという。地域予選、東京合宿、韓国合宿と勝ち進むごとに参加者はふるい落とされていき、6月末、9人の少女が「NiziU(ニジュー)」のメンバーとしてデビューの座を勝ち取った。正式デビュー前の6月に発売されたプレデビューアルバムの「Make you happy」は、国内音楽配信サイトで64冠を獲得している。

 虹プロのような、近年のサバイバル形式によるオーディション番組の盛り上がりは、元々は日本版も放映されボーイズアイドルグループの「JO1」を生み出した「PRODUCE 101(以下、プデュ)」シリーズの影響が大きい。韓国では「プデュ」をはじめとしたオーディション番組に夢中になる若い世代が非常に多く、社会現象にもなっているという。