ジョー・バイデン次期米大統領の国防長官人事は予想外に多くの候補者が浮上している。最有力とされるミシェル・フロノイ元国防次官のほか、米中央軍の司令官だったロイド・オースティン氏やジェイ・ジョンソン元国土安全保障長官の名前が挙がっている。この人事は、多様な人種・性別・民族でチームを構成するというバイデン氏の約束の試金石と広く見なされていると同時に、国防総省の戦略やプログラムに影響を与える。バイデン氏は先週、国務長官など国家安全保障関連ポストの人事を発表したが、国防長官については指名しなかった。バイデン陣営関係者は発表の遅れについて説明していない。発表が遅れているため、フロノイ氏への賛否を巡り、ソーシャルメディアなどを通じてバイデン氏に働き掛ける動きが出ている。
国防長官人事の遅れで他候補浮上、最有力に異論も
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