米ウィスコンシン州の最高裁判所は3日、大統領選で郵送された数十万票の有効性を巡りドナルド・トランプ大統領が起こした訴訟に関し、州法に基づき下級裁判所で審理を開始すべきとの判断を示した。裁定は4対3で下された。ジョー・バイデン次期大統領の勝利を覆そうとするトランプ氏にとって新たな痛手となる。トランプ陣営は1日、州最高裁に提訴していた。バイデン氏が約2万1000票差をつけて勝利した同州での選挙結果の認証を破棄するよう求めた他、人口が多い民主党地盤の2つの郡で不在者投票の集計に問題があり、州選挙法違反があったと主張していた。また州で投じられた300万票のうち約22万票を除いて再集計が行われるべきとしていた。
ウィスコンシン州最高裁、大統領選巡るトランプ陣営の訴訟棄却
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