米ワシントンDCで医療機関のシニアディレクターを務めるキンバリー・ムーアさん(53)は10月、金融大手JPモルガン・チェースに電話をかけ、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスのクレジットカードの年会費450ドル(約4万7000円)を引き下げてもらえないかと頼んだ。ユナイテッドのカードを約15年保有するムーアさんは、以前は頻繁に旅行をしていたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて出費を減らし、旅行プランをキャンセルせざるを得なくなった。JPモルガンからカード残高の支払いに利用可能な200ドル分のクレジットを提示され、カードを持ち続けることを決めた。しかし、以来ユナイテッドのカードはほとんど使用しておらず、主に使用するのはデビットカードになっている。
「航空会社カード離れ」進む、コロナで魅力薄れ
座席の無料アップグレードやラウンジ利用などの特典が無用に
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