大卒入社3年目のこと。貯金100万円を元手に、
40歳をちょっと過ぎるまでに株式投資で生涯賃金2億円を稼ぐことを決意した。
でも、投資はまったくの素人。完全に知識ゼロの状態だった。
そこで、日中はサラリーマンとして忙しく働きながら、
株式投資の入門書を買って勉強するところから始めた。
最初は短期売買を繰り返して失敗したが、
より落ち着いて取引できる中長期投資に方向転換したところ、“勝ちパターン”が見つかった。
どんどん資産を増やし、当初の計画前倒しで資産2億円達成!
サラリーマンにして株式投資で月400万、500万円の利益を出すことはざら。
多い月には1000万円を軽く超える含み益を得ている。
その投資手法は、堅実で着実。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の著者・弐億貯男が、
すべてのサラリーマンにおすすめの投資スタイルを手取り足取り伝授する。
「会社の人は誰も知らないけれど、実はボク、いつ会社を辞めても大丈夫なんです!」――弐億貯男

私服で在宅勤務Photo: Adobe Stock

投資と仕事は混在させず
分けたほうがパフォーマンスUP

新型コロナウィルスの感染症拡大により、在宅勤務制度を導入する企業が一気に増えました。

私自身もほとんどが在宅勤務で、出社する機会はほんの僅かになりました。

私と同じように在宅勤務をしているサラリーマン投資家は、周りの社員の目が気にならなくなった分、仕事中に株式を売買したい誘惑に駆られるかもしれません。

ただ、仕事中に株式相場のチェックをしはじめると、相場の展開が気になって、だんだんと仕事が手につかなくなってきます。

相場をチェックしていれば、おのずと売買もしたくなります。

そして、1日に何度も売買する「デイトレード」や週単位で何度か売買する「スイングトレード」のような短期投資に手を出しはじめたりします。

しかし、サラリーマンには日常業務がありますから、スマホやパソコンの株価チャートの画面に四六時中かじりついているわけにはいきません。

在宅勤務が中心になると、上司・部下・同僚と接する機会が減るので、職場での人間関係より、純粋な仕事上の成果で評価をされるようになります。

在宅勤務中に仕事を二の次にして株式投資をするようになってしまうと、いずれ人事評価やボーナスに悪影響を及ぼしかねません。

在宅勤務で投資活動をしやすくなったとはいえ、サラリーマン兼業投資家にとって、日中はあくまでサラリーマンとしての仕事が最優先です。

そこは自分を律して、頻繁な相場のチェックやデイトレード・スイングトレードなどの短期売買はしないよう心がけています。

株式投資をはじめたばかりの頃は、仕事中にトイレに駆け込み、株価をチェックしていたこともありましたが、いまは仕事と株式投資はきちんと分けるようにしています。

サラリーマンである以上、短期売買で日々の値動きに一喜一憂せず、割安成長株の中長期投資に軸足を向けることを、兼業投資家として経験を踏まえておすすめしたいです。

株価のチェックは1日2回、ランチタイムと休憩中とマイルールを決めてもよいと思います。