2008~12年と比較した、
13~15年の東京都中央区における
合計特殊出生率の増加幅

2008~12年と比較した、13~15年の東京都中央区における合計特殊出生率の増加幅出所:厚生労働省「人口動態保健所・市区町村別統計」

 少子化に直面する日本をはじめとする国々では、人口密度の高い地域ほど低い出生率の傾向があるが、それは見せかけの相関かもしれない。

 というのは、厚生労働省「人口動態保健所・市区町村別統計」で、2008~12年と比べて13~15年の合計特殊出生率が増加した上位50の区市町村のうち、東京都内の区市が五つも入ったからだ。しかも、9位が中央区、19位が千代田区であり、各々の出生率は1.39(0.29ポイントの上昇)、1.28(0.26ポイントの上昇)となった。