新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でリモート勤務が今後も続くことを見越し、ニューヨークやサンフランシスコなどの都市から、より気候が良くて物価が手頃な都市に移り住む人が増えている。そうした中で最も恩恵を受けている都市の1つがテキサスの州都オースティンだ。比較的安い物価と税金が魅力となり、オースティンはかつてないほど多くの雇用やリモート勤務者を引きつけている。同市への移転を今年発表した企業が生み出す雇用は、1万件近くに達する見通しだ。オースティン商工会議所によると、これは単年の数字としては過去最高だ。観光客頼みの市内のレストランやバー、コンサート施設がコロナで受けた打撃を相殺する助けになる。
米オースティン、企業やリモート勤務者が殺到
物価や税金の安さが魅力、新たな雇用は1万件に達する見込み
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