インド南部のバンガロール近くにある、台湾の電子機器受託製造大手「緯創資通(ウィストロン)」のiPhone(アイフォーン)工場で、労働者らが窓ガラスを割ったり車を横転させたりする暴動が起きた。政府はこの工場について、国内製造業を活性化し、中国以外への生産拠点の分散化を目指す企業を誘致する取り組みの一例とうたっていた。インドのテレビでは、労働者が石やオフィスの家具を投げたり、ウィストロンの看板に火を付けたりする様子が放映された。労働組合の幹部らによると、労働者は賃金と労働時間に不満を抱いている。警察は13日、100人を拘束したと発表した。また、今回の事件とともに、賃金が支払われていないとする労働者の訴えについて捜査していることも明らかにした。
インドのiPhone工場で暴動、賃金と労働時間に不満
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