「脳に真似させる相手」
を自分で選ぶ

さまざまな危険のある大昔の人類をイメージすれば、わかりやすいと思います。

集落をつくり、そこから外には出ず、みんなと同じように生活をしていれば、他の部族や獰猛な肉食動物に襲われて死ぬリスクは低くなります。

このように人間の脳には「とりあえず周りの人と同じことをやっておけ」というプログラムが組まれているので、普段、身の回りにいないタイプの人が近づいてくると、「脳が自分の生存率を高めるため」に、無意識のうちに排除しようとします。

投資をやったことがない人が、投資家のことを「うさんくさい」などと思ったりするのは、こうした脳のプログラムが働いているからなのですね(笑)。

「投資は悪」「株式投資なんてギャンブルだ」と考える人はいまだ多いですが、そういう考えの人が家族や友人に多いと、投資に対してネガティブになり、やってみようなんてことは思わなくなります。

しかし、こうした脳の仕組みを理解していると、自分で「脳に真似させる相手」を選ぶことができます。

よく世間で言われている「自分を変えたかったら、環境を変えよ」とはこういうことだったのです。

お金から自由に生きたければ、すでにそれを実現している人が多くいる環境に身をおきましょう。

そうすれば、あなたの脳が勝手に真似をして、自由に生きている人の考え方、口癖、行動、などをコピーしてくれます。

周りにそういう人が少なければ、まずは読書によって環境を整えるという方法もあります。