1988年兵庫県生まれ。ライター兼会社員。有給休暇取得率100%。そのすべてを旅行に突っ込み、訪れた国は70ヵ国、日本は全都道府県踏破。note、オモコロなどのwebメディアでエッセイを執筆し、旅行記を中心に絶大な人気を博す。イランへの旅行記で「世界ウェブ記事大賞」を受賞。著書に『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)がある。
【書籍のご案内】
「どの旅も小説かと思うほど壮大。
どこにいても新しい世界は広げられることを
教えてもらった。」
----田村淳氏(ロンドンブーツ1号2号)
「すごく面白かった!
前半のユーモアある軽やかな書きぶりで描かれる世界の旅行記が、
後半で「近所」の旅行記に転じる様が鮮やか。」
----古市憲寿氏(社会学者・作家)
「旅行」できなくなった世界で、
「旅」を愛する、すべての人へ。
Web記事累計600万PVの会社員ライター、鮮烈のデビュー作。
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本書の旅の舞台は、16の国と地域。
日本から1600万メートル、
地の果て南極から始まり、
だんだんその距離は近づいて、最後は
「自分の部屋の中」で完結します。
「遠くに行くこと」だけが旅ではない。
日常の中に非日常を見出し、
予定不調和を愛する心があれば、
いつでも、どこでも、旅はできる。
読めば自分だけの物語が始まる。
これからを生きる人に贈る、
新しい旅のエッセイです。
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【目次】
第1章:海外編 旅のわからなさに救われて
・16350000メートル 南極
・13549000メートル 南アフリカ
・11525000メートル モロッコ
・9159000メートル イスラエル
・9153000メートル パレスチナ
・7809000メートル イラン
・6238000メートル ウズベキスタン
・5906000メートル インド
第2章:国内編 旅の魅力は距離に比例するか
・376600メートル 仙台
・352000メートル 青ヶ島
・54500メートル 箱根ヶ崎
・34200メートル 国立
第3章:近所編 旅を創るということ
・1300メートル 駅前の寿司屋
・800メートル 郵便局
・350メートル 畑のフランス料理店
最終章:家編 旅とは目的ではなく、過程にある
・0メートル 部屋
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担当編集者が、コロナ下で旅の本をつくった理由。